ジョセフ・H・ピラティスは1880年に産まれ、病気がちな子供だったが、
自らの体を健康にするためにさまざまな健康法を試し、各種のスポーツで
達人の域にまで達成するようになった。
30代でイギリスに渡り、第一次大戦中に強制収容されました。収容所の中で同胞のドイツ人にエクササイズを指導。
1918年インフルエンザが大流行し多くの死亡者がでた際、彼のいた収容所では
だれもうつらなかったという。
1920年代前半、アメリカの渡りニューヨークに『ピラティス スタジオ』を開設。
自らのメソッドを【コントロロジー】と名づける。
怪我の多いバレエダンサーのリハビリなど個々の体の状態にあわせたアプローチで
行える健康法として発達・普及し、さまざまな分野の人々の支持を得た。
体の各部を意識して動かしていくピラティスは、マインド&ボディーエクササイズ
と呼ばれるカテゴリーに属しその特徴としては、
★プロセスを重要視し、運動量ではなく動きの質を上げることに重視
★呼吸を十分に行うことができ、正しい呼吸で肺をいっぱいに動かすことで、
姿勢をつくる筋肉を刺激し、バランスを整え姿勢をよくする。
また、酸素をたくさん体にとりいれることで自律神経のバランスが整う。
★動作ひとつひとつを、自分の体と向き合いながらイメージを持って行い
続けていくことで筋肉がいい状態を記憶し、よりよい体ができる。
★筋肉を硬く縮めるのではなく、ゆっくりと伸ばして使うことで、柔軟な筋肉が
つくられる。
★全身がバランスよく鍛えられ、柔軟性がアップする。
★姿勢が整い、動きがスムーズになり、出来る動作が増えることで、体が軽く
快適にすごせるようになる。
★集中力や自信が高まるなど、精神面の強さも得られる。